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団体トレンド

アルゴリズミック・デザイン小委員会の活動の紹介<日本建築学会>

2015.04.16

一般社団法人日本建築学会の常設委員会の一つである情報システム技術委員会では、建築・
都市と情報科学技術の関係についての調査や啓蒙活動を行っている。
情報システム技術委員会の小委員会の一つとして前衛的なポジションにあるのが、アルゴリ
ズミック・デザイン小委員会だ。同小委員会では、アルゴリズミック・デザインに関連した
委員の最新の活動内容に関する情報交換や、研究会・シンポジウムの開催などを行っている。

アルゴリズミック・デザイン小委員会の主査は、大阪市立大学大学院・准教授の瀧澤重志氏
で、委員は15名となっている。その15名の委員の構成が特徴的で、大学の意匠系・計画系・
構造系研究者、建築家、構造技術者、新しいタイプのデジタル系エンジニアなど多岐に渡る。
同小委員会のこれまでの実績としては、まず、2009年3月に出版された書籍「アルゴリズ
ミック・デザイン―建築・都市の新しい設計手法」が挙げられる。アルゴリズミック・デザ
インという言葉は、現在では当たり前に使われるようになっているが、同書での使用が日本
では最初とも言われている。

2011年11月には、日本建築学会を会場に、アルゴリズミック・デザインを冠した初の国際
会議 (International Symposium on Algorithmic Design for Architecture and Urban Design, ALGODE)を開催し、国内外からアルゴリズミック・デザインに関係する多くの研究者、実務家、
学生などを集客し、大きな話題を集めた。
昨年の9月には、年に1回開催される日本建築学会の大会において、同大会初のアルゴリズミッ
ク・デザインに関する研究協議会「アルゴリズミック・デザイン-日本から発信するデジタル・
デザインの現在-」を主導し、同小委員会のメンバーを中心に、今後の方向性などについて
議論を行った。
同小委員会では、今後もアルゴリズミック・デザインに関する議論を重ね、最新の動向や取り
組みを国内外に発信していく考えだ。