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大成建設がBIMによる建物の浸水リスク
評価・診断システムを開発

2016.12.07

大成建設は、BIMデータと連携することで、さまざまな施設の浸水対策を策定することが
可能となる評価・診断システム「T-Flood Analyzer」を開発した。
同システムは、豪雨、洪水、津波などによる建物内部の浸水リスクをBIMまたはCADデー
タを活用して迅速に解析。解析結果を2Dまたは3D化して表示し、浸水リスクの評価・診
断をするもの。CADデータを用いて建物諸室の入力データの整理を一部自動で実施できる
ため、従来の方法に比べて解析時間の大幅な短縮が可能。さらに、BIMデータを活用して
3D化した解析結果は、任意の視点で表示できるため、関係者間で浸水状況や浸水リスク
情報の共有を行えるなど、合意形成ツールとしても有効だ。
同社は、今後、浸水リスクの評価、浸水対策の検討をはじめ、同システムを施設における
リスクマネジメントに積極的に展開、活用する方針だ。

  Ⓒ大成建設

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