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清水建設がBIMとAIとロボットで工事現場の
省人化システムを構築

2017.07.18

清水建設は、BIMを核とする情報化施工により、最先端技術を搭載した自律型ロボットと人が
コラボしながら工事を進める次世代型生産システム「シミズ スマート サイト」を構築した。
同システムは、水平スライドクレーン「Exter」、柱溶接ロボット「Robo-Welder」、多能工
ロボット「Robo-Buddy」のほか、「Robo-Carrier」を核とする4種類の水平・垂直搬送ロ
ボットで構成され、建物を覆う全天候軽量屋根「全天候カバー」の中に設置される。各ロボッ
トはAIやIoTを駆使し、タブレット操作によるロボット統合管理システムの作業指示に基づ
き、自律的に稼働する。稼働状況や作業結果は統合管理システムにリアルタイムに記録・蓄積
され、タブレットでいつでも確認できる。同社は、来年早々にも同システム全体を適用した高
層ビルの建設工事に着手し、ロボットを適用する工種において70%以上の省人化を目指す。
そして、今後の熟練技能労働者不足に備え、生産性の向上を図っていく方針だ。


   シミズ スマート サイトの概念図 Ⓒ清水建設

   シミズ スマート サイトの概念図 Ⓒ清水建設