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大林組がBIMとセンサーで現場のクレーン操作の
安全性と効率を支援

2019.01.24

大林組は、BIMとセンサー情報を活用し、オペレーターにクレーンの状況をリアルタイムに表
示することで、安全で効率的なクレーン操作を支援するマシンガイダンスシステムを開発した。
同システムは、クレーンの動きを、建設現場を再現した3Dモデル上で融合させクレーン操作
室内のタッチパネルに表示。BIMの活用により施工対象物や周囲の構造物だけでなく、目に
見えない敷地境界線なども可視化して表示する。これにより、オペレーターは夜間や悪天候時
の視界が悪い状況などでも安全にクレーンを操作することが可能だ。また、死角となるクレー
ン下の状況確認をAIが行い、危険な状況の際は警告も行う。さらに、揚重部材の取り付け位置
を画面上で選択すると現在位置からのクレーンの操作量を数値化して表示し誤差数cmの高
い精度でガイダンスする機能も備える。経験の浅いオペレーターでも操作が可能なため、今後、
同社は熟練オペレーター不足の解消に役立てていく考えだ。

  3Dモデルで再現したクレーンと建築物 Ⓒ大林組

  3Dモデルで再現したクレーンと建築物 Ⓒ大林組


  部材取り付け位置までの操作量を数値化して表示 Ⓒ大林組

  部材取り付け位置までの操作量を数値化して表示 Ⓒ大林組