2020.05.12

鹿島は、ビル新築工事において企画・設計から施工、竣工後の維持管理・運営までの各情報を
すべてデジタル化し、仮想空間上にリアルタイムにデータを再現するBIMによるデジタルツイ
ンを実現したことを発表した。オービック御堂筋ビル新築工事で実現したもので、建物のすべ
てのフェーズにわたる実現は日本初だという。同工事での主な実施項目としては、企画・設計
フェーズでは、各種設備構成のモジュール化の検討と設計などを実施。施工フェーズでは工事
プロセスのデジタル化並びに進捗管理などを行った。維持管理・運営フェーズではグループ会
社のFMプラットフォームとBIMデータの連携や、中央監視設備からの情報などをビッグデータ
化し得られた知見のフィードバックなども実施した。今後同社は、BIMによるデジタルツイン
を全国の建築プロジェクトに展開することで、各フェーズにおける業務の効率化を図り、建物
情報のデジタル化により建物資産価値のさらなる向上に寄与する考えだ。

　　　 鹿島のデジタルツインイメージ　Ⓒ鹿島

　デジタルデータの循環　Ⓒ鹿島

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