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AR技術とBIMを活用した施工管理支援システムを
清水建設が実用化

2021.03.11

清水建設は、AR技術によりタブレット上でBIMデータとライブ映像を合成表示して可視化し、
設備配管や建物躯体の施工管理を支援するシステム「Shimz AR Eye」を開発・実用化した。
Shimz AR Eyeは、タブレット、可視化用アプリケーション、BIMクラウドデータベースで構
成されたシステム。担当者が現場でタブレットで任意の方向を映すと施工現場の設備配管
の映像とBIMの情報が自動的に合成されて画面上に表示されるため、BIMデータと実際の設備
配管を容易に照合できる。また改修時には、天井裏に設置されている設備配管などを浮き上
がるようにタブレット上に合成表示することなども可能。これにより、仕上げ材料の下に隠れ
ている場合でも容易に所在が特定できる。同社は、すでにBIMで設計した建物の新築・改修工
事の18現場に試験適用し、同システムの性能や使い勝手を確認しているという。今後、AR技
術を活用した施工管理の支援ツールの導入を進め、さらに効率化を進める計画だ。

 「Shimz AR Eye」の使用イメージ Ⓒ清水建設

 「Shimz AR Eye」の使用イメージ Ⓒ清水建設