2022.02.24

国土交通省は、2月21日に「BIM/CIM推進委員会」の第7回会合を開催し、2022年度に大規模
構造物でのすべての工事にBIM/CIMを原則適用するという方針を示した。詳細設計につい
ては小規模構造物を除いて適用対象となるもので、一般土木、鋼橋上部を対象とするものだ。
同省は段階的にBIM/CIMの適用拡大を行っており、2023年度に小規模を除くすべての公共工
事に適用する方針だ。また、来年度のリクワイヤメント(要求事項)は、業務の新規(測量業務に
適用)として“既存地形および地物の3次元データ作成”が追加された。リクワイヤメントの分析
を踏まえ、円滑な事業執行のためにどの段階からどのように3次元モデルを活用するか、業界団
体などと協議の上、工種別に整理していくという。また、2023年度以降を含めた新たなロード
マップ案なども示した。同委員会は、2021年度(2021年9月時点)のBIM/CIM活用業務・工事の
件数の推移も報告。未定も含めて計805件で、2020年度と比べて50%以上増加する見込みだ。

　 令和4年度におけるBIM/CIM実施方針　Ⓒ国土交通省

　Ⓒ国土交通省

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