2022.07.07

安藤ハザマは、エッジAI(画像認識システム)技術を利用してコンクリート打設の数量管理や時
間管理を自動で行うシステムを開発した。同システムは、入場ゲートや打設箇所のネットワー
クカメラからの画像データをエッジAI搭載の端末(ネットワークカメラとminiPC)により、各生
コン車の現場到着時刻や打設の開始と終了時刻を人の手を介さず電子データ化。さらに文字認
識システムを連携したタブレットなどで簡単にコンクリート納品書の記載内容なども電子デー
タ化し、各データを瞬時にクラウドに送信する。これらのデータはクラウド上で統合されるた
め、生コン工場ごとに打設数量、各生コン車の打設時間をリアルタイムに把握･管理できる。
また、コンクリート打設管理帳票なども自動作成が可能だ。同社は、これまでに大型ケーソン
工事のコンクリート打設に同システムを適用し、従来はポンプ車ごとに配置していた4名の専
任管理者をゼロにできたほか、戻りコンの量も約6割低減したという。

　システムの構成　Ⓒ安藤ハザマ

　　　　　　　　 ネットワークカメラによるナンバープレート認識　
　　　　　　　　 Ⓒ安藤ハザマ

　　　　　　　　 納品書の電子データ化（読取り）と送信　Ⓒ安藤ハザマ

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