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清水建設が施主向けに竣工BIMデータの
新たなサービスを提供へ

2023.03.14

清水建設は、施主がクラウドを介して同社が製作した竣工BIMデータを閲覧できる新たなサービ
スを4月から提供するとともに、施主のニーズに応じた竣工BIMのカスタマイズにも対応する。
竣工BIMデータの製作は、設備本部内に設けた専門チームと業務提携しているベトナムの大手設
計事務所が共同で行い、年間200件程度のモデル化に対応する予定だ。施主が使いやすいよう、
施工BIMをデータクレンジングしてシンプルな設計図書レベル「LOD100~200」のデータに編
集し、竣工BIMとしてBIM360Docs上に保管。施主はクラウドを介して竣工BIMにアクセスでき
る。プロパティデータバンクの不動産管理クラウドサービス「@プロパティ」との連携により、
建物の維持管理履歴や修繕計画の確認も可能だ。竣工BIMのカスタマイズは新たなビジネスと
して展開し、竣工BIMデータの加工による仮想空間と現実空間のデジタルツイン基盤の構築や、
2次元の竣工図書のBIM化などを行う。BIM化の費用は200万円程度から対応可能だという。

 Shimz One BIMのイメージ Ⓒ清水建設

 Shimz One BIMのイメージ Ⓒ清水建設