三機工業が設備設計の知見をBIMへ展開し
自動作図機能を共同開発へ
2024.12.20
三機工業は、同社が蓄積してきた図面作成に関する技術的知見を、NYKシステムズが開発・販
売する建築設備専用CAD「Rebro(レブロ)」に提供し、両社でレブロの自動作図機能の共同
開発を行うことを発表した。今回の共同開発は、BIMを活用した建築設備における図面作成業
務の効率化をさらに推進することを目的としたもの。三機工業は、2016年より同ソフトを導
入し、これまでも機器表などのExcelデータとレブロのデータ連携や、BIMモデル属性情報か
ら系統図のモデル化と見える化などを実現する系統管理機能、機器周りの配管やダクトをセッ
トにした設備機器のモデルの合理化をNYKシステムズと進めていた。今後は開発機能の選定を
経て、機能の追加、見直しを順次行いながら段階的に開発を進め、三機工業の検証使用ののち、
標準機能として一般向けにリリースされるという。また、三機工業はこの共同開発に際し、グ
ループ会社とともに開発成果の機能確認を行い、レブロへの新機能の実装を目指す考えだ。