戸田建設が意匠図から効率的にZEB設計が可能な
支援ツールを開発
2025.05.12
戸田建設は、ZEBの設計業務を大幅に効率化し、顧客のニーズに合わせた最適な提案を可能に
する設計支援ツール「とだゼブくん」を開発し運用を開始した。
同ツールは、多目的ロバスト設計最適化支援ツール「modeFRONTIER」を活用した設計支援
ツール。意匠図だけでZEB設計を可能にするとともに、短時間で数百の設計パターンを自動検
証できるもの。意匠図のわずかな建物情報から外皮・室面積などの情報を抽出し、窓や断熱材
などの外皮仕様や空調機器を自動で選定。その上で数百パターンのケーススタディを短時間で
作成・分析し、可視化する流れだ。従来は手作業で1~2週間かかっていた作業を数時間に短
縮。また、“コスト重視”や“省エネ重視”など、さまざまな選択肢から、顧客に合わせた最適な
ZEB提案が可能だ。今後同社は、BIMと連携した外皮情報の自動拾い機能や、“コスト”と“ホー
ルライフカーボン”の最適化機能の拡充などを進めるという。
Ⓒ戸田建設