第66回BCS賞を発表<日本建設業連合会>
2025.08.21
一般社団法人日本建設業連合会は、今年度のBCS賞を発表した。
今回で66回目を迎えた同賞は、「優秀な建築物をつくり出すためには、デザインだけでなく
施工技術も重要であり、建築主、設計者、施工者の三者による理解と協力が必要である」と
いう建築業協会初代理事長の竹中藤右衛門氏の発意により1960年に創設されたもの。
今年度は、全国からの応募作品80件の中から、次の15作品が受賞した。
「茨木市文化・子育て複合施設 おにクル」「温故創新の森 NOVARE」
「東急歌舞伎町タワー」「京丹波町役場 新庁舎」「虎ノ門ヒルズステーションタワー」
「エディオンピースウイング広島(広島サッカースタジアム)」「大阪中之島美術館」
「OMO7大阪 by 星野リゾート」「SAGAサンライズパーク(SAGAアリーナ、SAGAアクア、
SAGAスタジアム、ペデストリアンデッキ)」「下瀬美術館」「ストローグ社屋」
「タマディック名古屋ビル」「中外ライフサイエンスパーク横浜」「歳吉屋 -BYAKU Narai-」
「古平町複合施設 かなえーる」
受賞作品は、複合施設、学校施設、事務所ビル、官公庁舎等施設などの多彩な用途の作品が
選ばれている。
日建連では各受賞作品について、建築主の熱い想いを設計者、施工者がその技術や叡智を
結集して具現化した作品が多くあったほか、また近年、東京一極集中から地方分散の傾向に
あり、BCS賞の裾野の広がりを窺わせる結果となったとしている。
また、「第6回土木賞」では、「日比谷線虎ノ門新駅(仮称)設置に伴う土木工事」「女川
原子力発電所 防潮堤かさ上げ工事」「千葉印西エリア洞道新設工事」などの12件が受賞した。
両賞の表彰式は、11 月 28 日(金)に東京・千代田区のホテルニューオータニ東京で行う
予定となっている。
茨木市文化・子育て複合施設 おにクル 温故創新の森 NOVARE
東急歌舞伎町タワー 京丹波町役場 新庁舎