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大成建設が最新生成AIを活用し全体施工計画書の
原稿を自動作成
2025.12.04
大成建設は、視覚言語モデル(VLM)を基盤としたマルチモーダル生成AIを活用し、土木工事に
おける全体施工計画書の作成を支援するシステムを開発した。同システムは、入札公告や工事
概要などの発注情報と、同社が作成・蓄積した技術提案などの社内ナレッジを入力すると、AI
の文書解析機能により、全体施工計画書作成に必要な情報が抽出される。そして、マルチモー
ダルAIが、抽出情報と同社で作成した施工計画書の記載事例を基に専門用語、文章、図表を適
切に組み合わせ、国土交通省書式に準拠した施工計画書のドラフト原稿を自動生成する。また、
VLM出力の信頼性が低い箇所を自動特定する技術により、出力されたWordファイル上での誤
認や誤情報の出力も抑制される。原稿は約10分で作成され、作業時間を従来比で約85%削減が
可能だという。同システムにより、大幅な時間短縮と品質の均一化が可能なほか、技術や安全・
品質管理に関する知見やノウハウを施工計画書の作成プロセスを通じて学べるとしている。

土木工事全体施工計画書の自動作成システム概要 Ⓒ大成建設
























