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建築BIMの時代40 BIMと維持管理とFMと
2026.09.10
ArchiFuture's Eye 大成建設 猪里孝司
ついにFlightradar24に課金した。長年、無料版を使ってきたが、広告が邪魔だと思うように
なったことと、1年遡って過去のフライト情報を見られることに魅力を感じ、GOLD会員になっ
た。GOLD会員限定のさまざまな機能があるのだが、そのほとんどを使い切れていない。これ
からの楽しみだ。画像のような飛び方をしている飛行機を発見すると、測量か航空写真の撮影
かなと想像を掻き立てられる。
先日、全国ビルメンテナンス協会が開催した『次世代BIM「維持管理・運用BIM」および「建
築・設備管理仕様書」公開説明会』に参加した。広島工業大学の杉田 洋先生が座長をつとめる
全国ビルメンテナンス協会の維持管理・運用BIM-WGの活動の成果として公開された、東京ビ
ルメンテナンス会館の維持管理・運用のためのBIMモデルと建築・設備管理仕様書についての
説明会である。
このような情報が公開された意義は非常に大きい。建築の維持管理の実務を担っている方々が
情報を出し合い、議論を重ねた成果として公開されたものである。建築の運用や維持管理、建
築BIMに関わっている一人ひとりはさまざまな情報やノウハウ、経験を持っているが、それら
が公表されている訳ではない。誰しも、すぐに役立つ具体的な情報が欲しいと思うが、今のと
ころ、それは無理である。今回、全国ビルメンテナンス協会から公開された情報は“すぐに役立
つ具体的な情報”に非常に近いものだと感じている。デジタル情報を活用した維持管理への大変
貴重な基盤だと思いが強い。杉田先生はじめ全国ビルメンテナンス協会の維持管理・運用BIM-
WGの皆さんに心から感謝する。
設計や施工など建築をつくる段階でのBIM活用は、多くの人が取組みさまざまな事例が紹介さ
れている。それに比べて建築を使う段階でのBIM活用については、寂しい限りである。BIMは
建築のライフサイクル全般にわたって活用できるデジタル情報の基盤だと喧伝されており、私
自身も同じことを言っている。それがなかなか実現しないもどかしさを感じており、2026年
8月20日の大西先生のコラム「BIM世界における手段の目的化」でも、同じ思いがつづられて
いる。今回の全国ビルメンテナンス協会の成果は、維持管理の未来への扉を開くものである。
また、2026年8月6日のNTTファシリティーズの松岡さんのコラム「三色○○のCDE ~建物
ライフサイクルマネジメントの情報基盤」では、建築のライフサイクルにわたって活用される
情報をその性質や利用目的の違いをもとに、それらを管理する情報基盤について説明されてい
る。建築を使う段階での情報といっても、内容、発生源、収集手法、管理方法、管理主体、使
用目的、受益者等、千差万別だということが分かる。
建築のライフサイクルにわたってデジタル情報を活用して、建築と社会と生活を豊かにしたい
と思う。

Flightradar24の画面

新宿西口から見た十三夜の月と沖縄から羽田に向かう飛行機



























